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メールマガジン掲載記事

◆◆◆学びの鍵◆◆◆

こちらでは、メールマガジンで取り上げられた内容を掲載しています。

2024年5月1日(第21号)


​​【各地で頻発する地震に今こそ備えを】

 2024年2月下旬から千葉県東方沖を震源とする地震が相次いで発生しており、2月29日にM 4.9、そのおよそ11時間後にM 5.2の地震が発生し、地震活動が継続しています。ちなみに気象庁の震度データベース検索(※1)によると、2月26日から4月28日までに千葉県内で起きた震度1以上の地震は74回に上り、3月が最も回数が多く、4月に入ると回数は減っています。


出典:気象庁 震度データベース検索より

 一方、去る4月8日、気象庁と国土地理院は千葉県東方沖の地震活動について定例会見を行い、「最近は1回も観測されない日もあるなど減少傾向にあるものの、この地域では、2011年には数か月程度地震活動が継続したこともあり、今後も強い揺れを伴う地震に注意が必要」と呼びかけています。
 千葉県以外でも全国各地で地震発生の報を受けることが多くなっている今、ご自身の備えを見直してみましょう。防災対策はご家庭によって異なります。「ホームサバイバルトライアル」は、在宅避難をするために必要な防災対策を "自宅で試してみて、気づき、備える" というものです。今回のメルマガで、皆さんの「ホームサバイバルトライアル」体験談募集企画を行っておりますので、ぜひご参加ください。
 なお6月開講予定の「防災士専門講座」では、地震のメカニズムについて平田 直先生(東京大学名誉教授)による「地震・津波災害」「首都直下地震」講座を、地域の一員としての企業が行うべき備えについて松井 一洋先生(広島経済大学名誉教授)による「企業と地域防災」をご用意しています。加えて、必修講座である「専門講座ガイダンス」では、当センター代表取締役の玉田 太郎が、能登半島地震発災直後の被災地の報告を行います。防災士として地震をはじめとする災害について改めて正しく理解し、正しく備え、正しく恐れるために、ぜひ皆さまのタイミングで聴講なさってみてください。

※1 気象庁 震度データベース検索

​​【日本赤十字社設立日(5月1日)】

 5月1日は日本赤十字社が設立された日です。1877年(明治10年)、佐野常民らによって西南戦争の負傷者を救済するために博愛社という救護団体が設立されました。その後1886年(明治19年)に、日本政府がジュネーブ条約(赤十字条約)に加入したことをうけて、1887年(明治20年)博愛社は日本赤十字社に改称されました。
 世界で19番目に設立された日本赤十字社の活動は、戦場における救助活動にとどまりません。1952年(昭和27年)に制定された日本赤十字社法に則り、多岐にわたる活動を行っています。「防災士研修講座」で必修である普通救命講習の開催や、看護師等の教育、医療事業、児童福祉事業や高齢者福祉事業、そして "献血" でなじみの深い血液事業など多岐にわたります(※1)。災害が発生した場合には、災害救護に赴いたり、義援金を被災地に届けるという活動で多くの方がその活躍を目になさっていることでしょう。令和6年能登半島地震でもその存在感は大きなものとなっています。
 防災士研修センターでは、日本防災士機構の方針に沿って、日本赤十字社救急法救急員もしくは指導員資格をお持ちに方向けの特例研修を開催しています。今年のスケジュールはこちらをご覧ください。

※1  日本赤十字社ホームページ
参考) 災害時の日本赤十字社の活動について(能登半島地震)

防災士研修センター防災士研修センター

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