防災士インタビュー
梶 剛さん
なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか
僕は芸人をやっています。
2年前(2012年5月)に香川県の三木町より「三木町防災隊士」に任命して頂きました。ですが、何の知識もないままでは形だけの物になってしまうと思い「防災士」の資格を取ろうと思いました。
防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか
資格を取るだけじゃなくて少しでも伝えていければと思い、小学校で防災について講演することにしました。 なぜ子供相手にしたかというと、大人であればある程度災害による危機感があるし、防災の知識も少しはあります。 でも、子供は危機感も知識もほとんど持ってないんじゃないかと思ったからです。 もしもの時に大人に頼るのではなく、それぞれが自分の命を守れる最低限の事は出来るようになって欲しいと思いました。
とは言っても、僕は専門家ではないので難しい事は正直分かりません。 伝えられる知識も専門の方より少ないです。
ただ、僕は人を相手に喋る仕事をしています。 だから、「防災」という子供がなかなか興味をそそられない話題を、興味を持たせるように楽しく変換して話す事が出来るんじゃないかと思い、やることにしました。
実際やってみて子供達は最後までずっと話を聞いてくれましたし、自分の命は自分で守る、その為に何をしなければならないか、そんな事は伝えられたんじゃないかと思います。
今後の課題、抱負をお聞かせください
「芸人が防災士の資格をとってどうするの?」と言われることもよくありますが、芸人だからこそといった伝え方もあるんじゃないかと思います。 自分が東北の震災の時、東京で恐い思いをした体験もふまえ、これからも少しでも多くの方に防災について伝えていけたらなと思っています。
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