防災士インタビュー

川上好古さん

お仕事の内容をお聞かせください

アジア航測株式会社は、自社で保有する航空機と最新鋭のセンサーによる地形や空間情報解析や航空写真測量から地図を作成したり、取得した空間情報(地形、地盤高さ、施設位置等)から、国、県、自治体に対して、事業計画や維持管理をはじめ、土砂災害、洪水、火山などの防災・減災も含んだコンサルティングを提案しています。その中で、私はアジア航測の営業職として、日々の営業活動を通じて、国、県、自治体の職員の方の現状の課題や問題を相談の窓口になれるよう活動しています。

なぜ、防災士の資格を取得しようと思われましたか

平成23年の台風12号による紀伊半島大水害が発生した際に、奈良県で営業担当として働いていました。その時には、台風が過ぎた直後から被災情報取集にあたりましたが、深層崩壊による大規模な土砂災害や、それに伴う河道閉塞等が起こっているも関わらず、道路が寸断され、通信手段も限られ、情報収集がままならない現場を経験しました。その経験から災害に対して真剣に考える必要があると感じ、その契機として防災士の取得を思い立ちました。

防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか

最近、地震、豪雨、土砂災害が身近にも起こることが多くなりました。今後は、防災士研修で得た知識も活用して、積極的に事前の情報収集をするように心掛けます。また、災害発生時の対応について、防災士の研修時に得た考え方を活かして、仕事や地域に貢献できるよう活動していこうと思います。

現在、実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

個人的に登山を趣味にしています。その登山道具は、避難時等に役立つ非常用品を多く含んできます。災害発生時にでも救助にも役立つようなものを含めて常備しています。また、これまでも家では家具転倒防止用ストッパーを取り付けていましたが、防災士の研修を通じて、もう少し増強する必要性を感じました。

今後の課題、抱負をお聞かせください

防災士の研修は、災害発生時の対処と減災のための準備を学ぶきっかけとして、非常に有意義なものとなりました。災害時には、日頃の準備が非常に重要だと改めて感じ、今後も継続して学んでいこうと思います。また、仕事も災害にかかわる仕事なので、災害の発生時には率先して避難や救助活動に取り組もうと思います。

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