防災士インタビュー
小川真由さん
お仕事の内容をお聞かせください
大阪放送(ラジオ大阪/AM1314)でアナウンサーとして、月~金・夜9時~10時半放送の「News Tonight いいおとな」を担当しています。産経新聞の論説委員らとともに、ニュースを深く、やさしく、時にはリスナーと議論を戦わせて、ラジオならではのニュース番組をお届けしています。自ら取材・編集をしてリポートするコーナーもあり、1ヶ月に1回のペースで、防災に関する話題を扱っています。
なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか
もともと報道志望でマスコミ業界を目指したものの、報道の責務をきちんと理解していなかったのではないかと痛感したのが、社会人3年目に経験した東日本大震災。「災害時に人々を守る放送」が必要だと切に思いました。特に、ラジオの重要性が強く訴えられています。弊社でも1ヶ月に1回、アナウンサー全員で、災害時の初動訓練を行うようになりました。また、地震に限らず、ゲリラ豪雨、高温、台風、竜巻と、気象災害も急増していることから、気象予報士の勉強もしています。そんな時、マスコミの防災勉強会で出会った人から「防災士」という資格があることを知りました。広く防災についての知識を身につけ、防災に強いアナウンサーを目指したいと思い資格取得を決意しました。
今後の抱負をお聞かせください
防災士の研修を通して、日本で生活している限り、常に災害に対する冷静な気持ちが
必要だと感じました。自然を相手に100%はありません。甚大な被害をもたらすと言われる「南海トラフ巨大地震」も明日起こるかもしれないのです。生活のメディアと言われるラジオは、日常から繰り返し啓発していくのに最適です。「防災士の小川アナが言うなら、実行しよう!」と思っていただけるような、信頼のある防災報道をしていきたいです。研修後、自宅の防災グッズや家具の配置も見直しました。いざという時のリーダー的存在になれるよう、これからも勉強を続けていきます。
※上記はインタビュー当時のお仕事内容です。現在はNHK大阪放送局にてご活躍されています。
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