防災士インタビュー

土田冬二さん

お仕事などについてお聞かせください

定年退職後、多くのボランティア活動や地域活動に参加しています。現在「東京消防庁災害時支援ボランティア」の小学校学区単位の「地区協議会防犯防災委員会」で活動しております。また、地元の自治会で防災意識が高いメンバーとともに「防災部会」を立ち上げ、現在防災部会長を務めています。

ご自身で被災された経験がございましたら、お聞かせください。

被災経験はありませんが、東日本大震災後、遠野まごころネットワークに寝泊まりをしながら、5回延べ30日にわたり、がれき撤去作業や仮設住宅での被災者ケアのボランティア活動を行いました。被災地に入った時に大きなショックを受けましたが、、体育館で寝泊りしながらのボランティア活動など、貴重な経験をしました。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

これまでの体験から防災について考えるようになり、ボランティア組織や地域活動に参加し、さらに自然災害と防災について、自ら学習を始めました。放送大学で目黒公郎先生、村尾修先生の「都市と防災」を聴講した際に防災士の存在を知りました。地域で中身の伴った防災活動をするためには更に知識が必要であると常々感じていたので、防災士の資格を取得しました。

防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか

防災について学んだ知識を活かし、地域で防災の啓発活動を重点的に行い、さらに地域特性に合った、図上演習を含め目的を明確にした防災訓練を行えるような活動の支援をしたいと考えています。

実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

小学校学区の「防災安全マップ」の調査作成を、また自治会では、自助「自宅に殺されないために」や、共助についての啓発活動、災害弱者を把握し震災時の共助のための、わかりやすい「いざという時の共助」手引き書作成を進めています。さらに震災時の救出活動用器具類の常備を計画中です。

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