防災士インタビュー
山上明彦さん
お仕事の内容をお聞かせください
富士ゼロックス株式会社で、価値あるコミュニケーションの創造に向けたマーケティング活動に従事しています。
ご自身で被災された経験がございましたら、無理のない範囲でお聞かせください
平成23年3月11日の東日本大震災時、発災日の夕方に都内を徒歩で帰宅しました。途中、皇居周辺の歩道にはあふれんばかりの人の往来があり、夜間に復旧した地下鉄で無事にも帰宅することができました。もし大型の直下型地震が発生した場合、家族との安否確認や帰宅困難者の1人として「むやみに移動しないこと」を遵守することが大切だと感じた経験でした。
なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか
居住マンションの理事会活動を通じ、自身に広義な防災知識が欠如していると痛感した事。そして、「地域活性化」において、ICTによる情報の共有と発信の基盤づくりもさることながら「防災」に対する意識の高まりがそれぞれの地域固有の重要課題ともなっていることを認識できた事。防災士の資格を得た友人からの紹介もあり、一市民として取得出来ればと思いたったからです。
防災士の資格を取得して得たことを、どのように職務や地域での活動に役立てようとされていますか
防災の観点から、状況を鑑みた課題の発見やICTを活用した解決策の検討などに役立てていければとおもいます。また、得られた知識や経験を居住地域の防災や子供が通う学校防災に役立てることができればと考えています。 研修後に地域の「防災フェア」に参加し、リュックのように背負える「非常用給水袋」を確保しました。
今後の課題、抱負をお聞かせください
ネット上で一つの地図を作ることができるwikiサイトのオープンストリートマップ(OSM)で防災マップを作成するためのマッピングパーティなどにも機会があれば参加していきたいとおもっています。また、災害復旧や復興の局面においても経済的側面で必要となる資金計画などの知識を獲得していければとおもいます。
- 防災士について
- 防災士インタビュー