防災士インタビュー

松下有菜さん

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

昨年、大学3年生のときに気象予報士の資格を取得し、将来は予報士として人の役に立ち、人の命を守るお仕事がしたいと考えていました。私はまだ学生で、予報士としての業務経験も非常に少なく、知識も十分であるとはとても言えません。それでも、災害の多い日本で人の命を守るためには、予報士の知識だけでは不十分だと感じ、防災士の資格を取得しようと思いました。

防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか

防災士の講習では、期待以上に多くの役に立つ内容を学ぶことができました。防災士や予報士として人に防災を呼びかけていく必要がありますが、その前にまずは私自身が防災のための行動をしなければならないと感じました。家の家具の固定はもちろんですが、自分の住んでいる地域で防災のための活動などがあれば参加しようと思います。

ご自身で被災された経験がございましたら、無理のない範囲でお聞かせください

阪神淡路大震災のときは兵庫県南部に住んでいましたが、1歳だったので記憶はありません。幸い私の家ではコップが割れた程度だったときいたことがあります。

今後の課題、抱負をお聞かせください

講習を通して、防災士の資格を取得したことに満足してしまうことや相手のことを考えない自己満足だけの支援には全く意味がないということを改めて学びました。防災士として知識をつけることも大切ですが、それ以上に行動する必要があると感じたので、まずは自分ひとりでできることからはじめてみます。私は、被災地のボランティア活動などに参加したことがないので、今後は積極的に現地に行ってお手伝いができれば、と考えていますが、ほんとうに人を守り、人の役に立つ活動とは何なのかということを常によく考えて行動したいと思っています。

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