防災士インタビュー
中谷明男さん
お仕事の内容をお聞かせください
入社してから、IT機器のハードウエアの講師を経験し、1981年から25年間に渡って、お客様に納入した情報システムのハードウエアの保守サービス業務を四国・九州地区を中心に担当してきました。
その間に阪神淡路大震災や台風・大雨による水害などを経験し、防災の重要性を認識していました。また2006年からは、社内のBCPプロジェクトメンバーとして、自社BCP策定やお客様BCP策定コンサルを担当しています。
ご自身で被災された経験がございましたら、お聞かせください
直接自宅や事務所などでの被災経験はありませんが、コンピュータ機器の復旧の業務で多くの被災地を訪れました。特に阪神淡路大震災の際には、2000社に及ぶお客様システムの復旧作業を経験しました。
また九州・中国地方を中心とした台風による広域的な大水害発生時には、現地対策本部の責任者として、お客様の情報システム復旧作業に従事しました。
なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか
現在、自社のBCP策定やお客様BCP策定コンサルを行っています。またBC関連団体(NPO)にも参画しており、BCP/BCM策定を多くの企業に広めて、災害に強い地域社会づくりの手助けに少しでも寄与できればと考えています。
事業継続に従事するにあたって、必要不可欠な防災知識を身に付けておくために、防災士研修を受講しました。
防災士の資格で得たことを、どのように職務や地域での活動に役立てようとされていますか
自宅マンションの防火・防災管理者を担当しており、不測の事態発生時においても、地域住民の生命安全を第一に自助・共助で対応できるようにしています。また自治会での予防対策として、家具類の耐震対策の指導や避難・消火訓練・AED講習会などを計画実行し、災害に強い地域を築いていきたいです。
今後の課題、抱負をお聞かせください
業務では、東日本大震災の被災状況とその対応について検証(企業の対応・行動を中心)し、今後の災害発生時に役立つよう見直しを進めています。
不測の事態発生時においても、地域社会が一丸となって「安心・安全な暮らしができる社会」を目指す!
これを目標として、企業へのBCP策定による事業継続能力向上の支援や地域社会の一員として、ほんの少しでも役立てるように身近な活動から推進していきたいです。
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