防災士インタビュー
青木正勝さん
お仕事などについてお聞かせください
デュポン株式会社という外資系日本企業で安全衛生環境を担当しています。当社は、安全をコアバリューのひとつとしており、安全を確保する上での防災は重要な活動のひとつです。また、地域では、自治会活動にも積極的参加し、地域防災の責任の一部を担っています。
ご自身で被災された経験がございましたら、お聞かせください
東日本大震災の際、単身で富山にいて震度3でしたが、家族のいる栃木は震度6強でした。富山でもいつもの地震とは違い長い揺れで、だだならぬ地震ではないとすぐ気がつきました。職場の仲間も、栃木でもかなり揺れたと教えてくれました。地震から1時間経った後に、家内から家族は全員無事、周辺は停電で大変なことになっているから帰らなくてもいいとの連絡をうけましたが、なんとがレンタカーを借り帰宅しました。近くのスーパーの駐車場で車の中で避難していることは知っていたので、午前2時半に車を見つけ再会することができました。
その後、子どもたちの話から、学校や幼稚園の先生が家族引取りまでしっかりと面倒を見ていてくれていたことがわかり、感謝しています。この震災から、離れている家族との安否確認と家具類の転倒防止の必要性を強く感じました。
防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか
当社では、24時間安全という考え方があり、会社にいればそれなりの防災対策ができています。一方地域では、まだまだ検討しなければいけないところがあります。自治会を通して、防災士資格取得で得た知見を広めていきたいとおもいます。
取り組まれていることや今後の抱負などをご紹介ください
会社では、守る対象を広げ、当社製品の安全物流確保についての防災能力増強を進めています。また、家庭では、この研修講座で教えていただいた自助の精神から、災害を想定して食料、必要資材をそろえています。
今後は、自治会の活動で防災に関する活動を計画に織り込むべく提案していきます。
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