防災士インタビュー
田口則夫さん
お仕事について、お聞かせください
40年余り勤めたKYBを定年退職後、東岐運輸株式会社に再就職しました。業務に必要なため運行管理者の資格を取得しました。現在は法令に定められた「運行の安全確保」に関する業務を遂行しています。
被災された経験について、お聞かせください
1998年9月、車で帰宅中に台風による落石に遭い、全治3カ月の重傷を負いました。幸い命は取り留め懸命のリハビリを経て、日常生活を取り戻しました。
なぜ資格を取得されましたか
定年退職後に地域の公職を引き受ける中で、「住民自治力」が弱くなってきていることに気が付きました。これは近年頻発する災害に対する備え、すなわち地域の自助・共助による防災に直結する課題であると感じ、防災士の資格を取得し地域に貢献しようと思いました。
今後の課題、抱負をお聞かせください
私は地域の自主防災会に所属しています。私どもが目指している姿は、町内ごとにそれぞれ防災任務ができる体制を作り上げることであり、各町内に配した副班長以下の実働部隊に「知識や技能」を伝承し育てることです。そのためにも資機材の管理運用を各町内に分散し、これらを日常的に使った個別の防災訓練を活発化せねばならないと考えています。
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