防災士インタビュー

進藤　等さん

お仕事の内容をお聞かせください

神奈川県厚木市の日産テクニカルセンター（NTC）に勤務しております。パワートレイン開発の実験部に所属し、教育担当・安全サポート・地区防災事務局を担当しております。事業所の「災害対策本部」と連携し、地区防災事務局は、弊社社員、サプライヤ、食堂スタッフ、清掃スタッフなど約1500名規模の防災組織を結成し年間数回の総合防災訓練や消火訓練、避難器具取扱訓練、応急手当講習など実施しております。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

東日本大震災の被災地の復興に向けた弊社主催によるボランティアに数回参加しました。そこで感じたことは、いつ起こるかわからない自然災害から「被災者を出さない」ために何をしたらよいのかという問題です。その解決のためには、防災についての体系的な知識・技能が必要だと思い、防災士の研修を受講しました。

現在、実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

職場内にある機器類・棚類の転倒防止を再点検し、阪神淡路大震災の教訓である物が倒れ被災することを未然に防ぐ対策を実施しています。また様々な消火機器を使用しての初期消火訓練や高層階からの避難器具を使用した避難訓練及び器具取扱教育と応急手当の止血法実技教育を充実も図っています。

今後の課題、抱負をお聞かせください

日頃から、一人ひとりが「自分の身は自分で守る」を念頭に私どもは、更なる個々人の初動行動が「人命を守る」を第一として様々な活動に取り組んでいきたいと思います。