防災士インタビュー
別府 茂さん
お仕事の内容をお聞かせください
高齢や病気、災害などを原因として「普通の食事」を食べることができない人のために介護食、治療食、災害食を製造する食品メーカーで仕事をしています。
ご自宅または職場周辺の災害環境はいかがでしょうか
新潟県小千谷市に住んでいますので、2004年新潟県中越地震では自宅が被災し、2007年新潟県中越沖地震では被災地支援、2011年福島新潟豪雨では魚沼市で床上浸水を経験、加えて豪雪も毎年のように発生していますので、災害の多さを実感しています。
今後の課題、抱負をお聞かせください
職場のある魚沼市と自宅のある小千谷市の間にある川口町(現在は長岡市)が新潟県中越地震の震源地でした。そのため、帰宅困難者、出社困難者、車での被災生活なども経験しました。
なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか
1995年阪神淡路大震災で非常食があっても食べることができない場面があったことを聞き、災害と被災生活がどのようなものか知るために防災士の勉強に取り組みました。
防災士の資格を取得して得たことを、どのように職務や地域での活動に役立てようとされていますか
「災害は備えた分だけ憂いなし」と感じていますので、次の災害の減災対策を具体的に行う仲間を増やそうと努めています。
実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください
職場では、災害時に初期対応を支える食事や健康面での二次災害を防ぐ食事の在り方を研究しています。地域では、日本防災士会新潟県支部の活動に参加して、地域の減災対策に取り組んでいます。
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