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メールマガジン掲載記事

◆◆◆学びの鍵◆◆◆

こちらでは、メールマガジンで取り上げられた内容を掲載しています。

2023年3月1日(第7号)


【世界気象デー(3月23日)】

 3月23日は「世界気象デー」です。1950年のこの日に世界気象機関条約が発効したことを記念して、世界気象機関(WMO)により発足10周年となる1960年に制定されました。毎年、気象業務への国際的理解を促進するための啓蒙活動などを行っています(※1)。
 気象庁は毎年、具体的な気象業務や災害への取り組みなどを紹介する「気象業務はいま」(※2)という刊行物のデータを公開しています。例えば昨年は『静止気象衛星「ひまわり」の歩み』、『地域防災支援の取組』、『社会や生活の中で活かされる気象情報』などが紹介されています。この機会に、お住まいの地域に密接に関係しそうなトピックスについて、知識をアップデートされてはいかがでしょうか。

※1 気象庁:世界気象機関について
https://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_wmo.html
※2 気象庁:気象業務はいま
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/index.html


【東日本大震災から12年】

 東日本の広範囲にわたり大きな被害をもたらした東北地方太平洋地震から、今年の3月11日で12年が経ちます。この間、災害公営住宅の整備も完了(※1)し、復興道路、復興支援道路も全線開通(※2)するなど、ハード面での復興は着実に進んでいます。
 しかし、未だに2,553名(2022年3月8日現在)の方の行方がわかっておらず、31,438名(2022年11月1日現在)の方が、応急仮設住宅や親戚・知人宅などでの避難生活を続ける(※3)など、震災の影響は今もなお続いています。
 震災による犠牲者への追悼と鎮魂や、震災の記憶と教訓の後世への伝承とともに、国内外に向けた復興に対する強い意志の発信のため、被災3県に国営の追悼・祈念施設が整備(※1)され、また震災伝承施設として(1)災害の教訓が理解できるもの、(2)災害時の防災に貢献できるもの、(3)災害の恐怖や自然の畏怖を理解できるもの、(4)災害における歴史的・学術的価値があるもの、(5)その他、災害の実情や教訓の伝承と認められるもの、のいずれか一つ以上に該当する309施設が登録(2022年10月1日現在)されています(※4、5、下図参照)。
 震災で亡くなられた19,759名(2022年3月8日現在:災害関連死を含む)の方々を悼み、震災の記憶と教訓を後世へ伝えるためにも、機会があればぜひ訪れていただきたいと思います。

※1 「東日本大震災からの復興の状況と取組」2022年12月復興庁
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/202212_pamphlet_fukko-jokyo-torikumi.pdf
※2 復興道路・復興支援道路 いよいよ全線開通へ 全長570kmの道路網
https://tohoku-fukkoudouro.jp
※3 全国の避難者の数(所在都道府県別・所在施設別の数)- 復興庁
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-1/hinanshasuu.html
※4 3.11伝承ロード|3.11伝承ロード推進機構
https://www.311densho.or.jp/introduction/
※5 「震災伝承施設」の登録状況(2022年10月1日時点)
http://www.thr.mlit.go.jp/shinsaidensho/ichiran221001.pdf


2022年12月復興庁「東日本大震災からの復興の状況と取組」より

◆◆◆過去ログ◆◆◆

2023/02/01
第6号:「緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級を追加」「春一番」
2023/01/06
第5号:「阪神・淡路大震災 ~声が届かない~!」「令和5年度防災関係予算案」
2022/12/01
第4号:「「北海道・三陸沖 後発地震注意情報」 12月16日運用開始」「糸魚川市駅北復興まちづくり計画」
2022/11/01
第3号:「世界津波の日(11月5日)」「トイレの日(11月10日)・世界トイレの日(11月19日)」
2022/10/01
第2号:「二百十日(ニヒャクトーカ)」
2022/09/01
創刊号:「これからの事前の備え~ホームサバイバルトライアルの勧め~」

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